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父から高校生の娘へ“500回目のお弁当”

2019年5月9日 16:42
父から高校生の娘へ“500回目のお弁当”

お弁当とお品書きで振り返る、パパとなっちゃんの500日。シングルファーザーの青野さんは、二女の高校進学を機にお弁当作りを始めました。

父「今日のシシャモ弁当完成」「シシャモも好きで、豚肉も好きだけど、なんか好きなものだけになったなと思って、わざと嫌いなトマトを入れました」

父から娘への弁当には、“お品書き”と呼んでいる手書きのメッセージが、添えられます。

「あと4回で訪れる500回記念弁当が最大のイベントであることは言うまでもない。なっちゃんには何がいい?などと優しく聞いてみたが、あんまりいい反応がない」

高校3年生の娘、なっちゃんこと、夏月さん(17)。

夏月さん「1回目はね、お品書きなかったよね」「お世辞にもきれいと言えない」「ずいぶんナナメってるねー」

お弁当にはタイトルがついていてSNSにお品書きと一緒に投稿しています。誕生日のお弁当は、題して「タコは見守っている。17歳記念弁当」。元気に堂々とこれからの人生を歩んでくれ。なっちゃんが思うように進みなさい。

夏月さん「良いこと書いとるね、タコは見守っているが余計かもしれん」

父「余計だね、多分照れたんだろうね」

そして記念すべき500回目の弁当作りの朝。

父「きょうはね、焼きそば」「なっちゃんが子どものころに、野菜を食べさせなくちゃいけないのでどうしようと思って、やったのが焼きそばなんです」「これは禁断の青のりですね、青のり入れたらね、なっちゃんに怒られますけど、入れます」

子育ての思い出がつまった、500回目のお品書き。

夏月さん「じゃーん!えー」「青のりめっちゃつくやつやん」「おいしいです」

「ついに本日、500個目のお弁当だ。100回、200回、300回など先日読み返した。毎回書いていることは同じだったよ。なっちゃん残さず食べてくれてありがとう」

父から娘へ…作り続けるとお弁当とお品書き。もうちょっとだけ、続きます。


【the SOCIAL lifeより】