拉致被害者家族“一括帰国”への対応求める
安倍首相が条件を付けずに日朝首脳会談の実現を目指す方針を示したことを受け、拉致被害者家族は、改めて全被害者の一括帰国に向けた政府の対応を求めた。
飯塚耕一郎さん「全被害者の即時一括帰国、被害者の帰国まで経済制裁の緩和は行わないということは堅持されるべきもの」
横田拓也さん「被害者を全員返してくれと、それだけを願っているので、そのために(北朝鮮には)勇気ある判断をして欲しい」
10日に羽田空港で取材に応じた拉致被害者の家族は、被害者全員の一括帰国がなければ、北朝鮮に対する制裁は緩和されるべきではないとし、改めて解決に向けた政府の取り組みを求めた。
拉致被害者家族らは、ニューヨークの国連本部で開かれるシンポジウムに菅官房長官とともに出席し、解決に向けた国際的な連携を訴えることにしている。