IOCとインターポールが合同の国際会議
IOC(=国際オリンピック委員会)とINTERPOL(=国際刑事警察機構)が合同の国際会議を東京で開いた。
これは、今年のラグビーワールドカップや来年の東京オリンピック・パラリンピックが開かれるのを前に、スポーツ界での不正を無くし、インテグリティ(=高潔性)を高めようと開かれたもので、競技団体や警察など、およそ80人が参加した。
会議の冒頭、日本人唯一のIOC委員となった国際体操連盟の渡辺守成会長が、基調講演を行った。
IOC委員、国際体操連盟・渡辺守成会長「スポーツを誠実で公平であるものにしていかなければならない。スポーツ関係機関、政府、法の執行機関は、全員が協力して行動を起こさなければならない」
渡辺会長は、国際体操連盟では、弁護士らで構成する、連盟から独立した「倫理財団」で選手からの通報を受け付けていることや、審判の間違いや不正を防ぐためのコンピューターでの採点の取り組みを紹介した。
この会議は、16日まで行われる。