都市型アーバンスポーツの重要性を強調
来年の東京オリンピックに向け、IOC(=国際オリンピック委員会)と大会組織委員会が合同の記者会見を開き、都市型のアーバンスポーツの重要性を改めて強調した。
東京オリンピックでは、臨海部で行われる自転車のBMXやスケートボード、スポーツクライミングなどのアーバンスポーツが重要な柱とされている。
アーバンスポーツの会場では、いくつかの種目が一斉に行われたり、音楽を流すDJブースなどが設けられる。また、観客との距離が非常に近いのも特徴だが、警備をどうするのかなどといった課題もある。森会長は、こうした課題について、今年7月頃までに何らかの結論を示したいと話した。
森会長はまた、「将来のオリンピックの形を見せるものになるかもしれない。これからのスポーツ界の1つの象徴になるように立派な芽を育てたい」などと期待感を示した。
なお、23日の会見では、現在、午前7時とされているパラリンピックのマラソンのスタート時間について、暑さ対策のため、前倒しも含めて再検討することも明らかになった。今年夏に予定されているパラリンピックの観戦チケット発売までに、結論を出すとしている。