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戦国武将の兜×ボトルキャップ 伝統守る

2019年6月5日 15:36
戦国武将の兜×ボトルキャップ 伝統守る

戦国時代に活躍した武将の兜(かぶと)が、ワインなどのボトルキャップになった「サムライボトル兜」がネット上で話題になっている。伝統工芸士が、約2000の工程を経てつくった精巧な兜、なぜボトルキャップにしたのだろうか。

ワインや日本酒、焼酎のボトルを台座にして飾ることができる戦国武将の兜がある。ラインアップは徳川家康、織田信長、真田幸村、上杉謙信、伊達政宗があり、価格は1つ3万2400円(税込)。伝統工芸士が丹精こめて作った。

金細工の加工や組みひもなど約2000の工程を経て出来上がる。その9割が手作業だという。江戸甲冑(かっちゅう)の伝統工芸士・大越保広さん。25年間、節句人形づくりに従事し、内閣総理大臣賞など多くの賞を受賞。お祝いの文化や風習を守っていきたいという思いから、兜のボトルキャップを商品化した。もともとはサラリーマンで江戸甲冑をつくる家業を継ぐつもりはなかったというが…

大越さん「熱を出してその会社を休んだんですね。当たり前の話ですけど僕がいなくても会社はまわっているじゃないですか。自分の必要とされる場所、手に職じゃないけど、そうしたら自分の家がこういう仕事だった」

先々代の祖母の遺言も後押しし、伝統を守ることに。コンパクトに持ち運びしやすくして、海外へ販路を広げる構えだ。

大越さん「海外から逆輸入で日本に戻ってきたら、そうしたら端午の節句も見直されることになるのでは」

【the SOCIAL viewより】