ひきこもり支援団体 本人や家族の悩み聞く
ひきこもりが深刻な社会問題となる中、東京都は15日、ひきこもり支援を行う団体による合同相談会を開催し、400人を超える参加者が集まった。
都が開いたひきこもり合同相談会には、7つの公的機関のほか、22の民間団体が参加し、ひきこもりに悩む本人や家族に、訪問相談の制度や就労支援などについて説明が行われた。また、無料で個別相談に応じた。
会では専門家による講演も行われ、「100人いれば100通りのひきこもりの状況がある」として、家族だけで対応せず、支援機関に相談するよう呼びかけた。
近年は、ひきこもりの長期化と高年齢化が深刻になっていて、都では今月から、訪問相談の対象を35歳以上にも広げるなど、中高年のひきこもりにも対応できるよう、サポート体制を見直している。