火災から3年 「首里城」で消火訓練 沖縄・那覇市
2019年、沖縄県那覇市の世界遺産「首里城」が焼失した火災から31日で3年となり、消火訓練が行われました。
31日の訓練は、来月3日から始まる正殿の再建工事で使用する木材の倉庫から出火した想定で行われました。
出火場所とされる倉庫2階では、まず警備員ら自衛消防隊が初期消火にあたり、その後駆けつけた那覇市消防局の消防隊が、屋外から放水するなど、連携を確認しました。
また、見学者の避難誘導や負傷者の救護を含む昼間の火災を想定した訓練も行われました。
国営沖縄記念公園事務所・平塚勇司事務所長「工事中の火災というのも非常に起きている。いろいろな場面を想定して臨機応変に動けるように、そんな現場にこれからもしていきたい」
3年前の火災では首里城の正殿など6棟が全焼しました。国は2026年度の正殿再建を目指しています。