合掌造りを火災から守る…白川郷で一斉放水訓練 集落は水のカーテンに
世界文化遺産に登録されている岐阜県白川村の白川郷で、合掌造りを火災から守るための一斉放水訓練が行われました。
30日午前8時、サイレンの合図とともに、約60基の放水銃から一斉に水が上がると、合掌集落は水のカーテンに包まれました。かやぶき屋根で燃えやすい合掌造り。毎年、冬を前に地元の消防団員によって訓練が行われます。
白川村では今年2月、集落近くの温泉施設で1人が亡くなる火事が起き、合掌集落への延焼を防ぐため、実際に放水銃が使われました。
和田家当主・和田正人さん「火事を出さない日々の心がけを心に戒めるための訓練でもある」
この訓練が終わると、豪雪地帯の白川村にまもなく冬が訪れます。