緊急着陸 テレ朝ヘリ「重大インシデント」
19日、実刑判決が確定した男が神奈川県愛川町で逃走した事件を取材していたテレビ朝日のヘリコプターでエンジントラブルが起き、国土交通省が重大インシデントに認定した。
国交省などによると、19日午後6時頃、小林誠容疑者が逃走した事件を取材するため愛川町上空を飛行していたテレビ朝日の取材ヘリコプターの、2つあるエンジンのうちの1つが停止した。このため、ヘリは愛川町の河川敷に緊急着陸した。
このヘリは東邦航空が運航していて、パイロットと整備士、カメラマンが乗っていたが、けが人はいないという。
エンジンを包んでいるケースに内部の部品がぶつかってできたとみられる3センチほどの穴が空いていたことから、国交省は、事故につながりかねない重大インシデントに認定し、国の運輸安全委員会が原因の調査を行うことにしている。
テレビ朝日は、「調査に全面的に協力し、安全を最優先した取材につとめてまいります」とコメントしている。