IOCバッハ会長 G20で五輪の意義訴え
G20大阪サミットで、IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長が、平和の祭典としてのオリンピックの意義を訴えた。
バッハ会長は29日午後、来年の東京大会を紹介するブースを視察した。ブースでは、聖火リレーに使うトーチの展示のほか、使用済み金属やプラスチックからメダルや表彰台を作る取り組みが紹介されている。
一方、バッハ会長は昼食会でG20の参加国に対し、「オリンピックは、平和な競争で世界を一つにできる唯一のイベントだ」などと訴えた。
今回のサミットには、来年から2028年までの夏・冬のオリンピック開催国が全て参加しているが、巨額の財政負担のため招致レースから撤退する都市が相次ぐなど「オリンピック離れ」が進む現状もあり、IOCは強い危機感を抱いている。