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気象庁緊急会見「大雨特別警報の可能性も」

2019年7月3日 10:29
気象庁緊急会見「大雨特別警報の可能性も」

九州で降り続く記録的な大雨について気象庁は、緊急の会見を開き、今後、西日本豪雨の際にも発表した大雨特別警報を出す可能性があると説明し、早めに命を守る行動を取るよう強く求めた。

気象庁・黒良龍太主任予報官「4日夜にかけ西日本と東日本では、局地的に猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。非常に激しい雨が同じような地域で数時間続くような場合には、大雨特別警報を発表する可能性もあります。自分の命、大切な人の命を守るため、特別警報の発表を待つことなく、早め早めの避難、安全確保をお願いします」

気象庁が地震や台風、噴火以外で緊急会見を開くのは異例のこと。気象庁によると、これから九州を中心に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降り、特に、熊本や鹿児島では1日で、1か月分の雨が降る恐れがあるという。

気象庁が言及した「大雨特別警報」は、大雨警戒レベルのうち、最も危険性が高いレベル5の「命の危険」を示す情報で、発表された段階では、すでに大きな災害が起きていてもおかしくないとされているため、国は、自治体が避難勧告や避難指示を出すレベル4のうちに避難するよう強く求めている。

去年、西日本豪雨が起きた当日にも、気象庁は事前に緊急会見を開き、命を守る行動を強く呼びかけていた。

今回も雨が強まらないうちに、命を守る行動を。

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