子どもを虐待する悲惨な事件が後を絶たない。９日夜の「深層ＮＥＷＳ」では、「ポジティブ・ディシプリン」という、体罰や暴力を使わない前向きなしつけ方の専門家が、虐待をしないですむ子育て法を説明した。

ポジティブ・ディシプリン　コミュニティ　池田詩子代表理事「子どもにルールとか善悪とか人を思いやることを教えないで、したい放題にさせることは“甘やかし”だと思うが、『ポジティブ・ディシプリン（前向きなしつけ）』では、子どもに枠組み・モデル・情報というものを与えるから、『周りの人に迷惑だよ』『黙って授業に集中すると、こういうプラスがあるんだよ』そのために自分（子ども）ができないんだったら何が助けになることがないか、みたいなことを話し合っていく方が、より自分を律して生活できると、役立つと思う」

池田氏はまた、子どもが２０歳になった時を考えて長期目標を立て、子どもの発達に応じて行動を予測することで親のストレスは減らせるとして、体罰や暴力に頼らない子育てで虐待は減らせると強調した。