杉並区の商店街が補助金不正受給 返還要求
東京・杉並の西荻窪商店会連合会が、商店街の振興を支援するための東京都の補助金を不正に受け取っていたとして、都は補助金を実際に支払った杉並区に対し、約1900万円を返還するよう求めた。
東京都によると、杉並区にある約20の商店会でつくる西荻窪商店会連合会は、2014年度から5年間にわたり、祭りの領収書を偽造し、経費を水増しするなどして、都が杉並区を通じて支払っていた商店街振興のための補助金約1900万円を不正に受け取っていたという。都は、補助金を実際に支払っていた杉並区に対して、全額の約1900万円を返還するよう求めた。
都によると、この商店会連合会は過去にも、不適切な補助金の申請があり、杉並区に対し、審査を徹底するよう指導していたという。