天皇陛下の即位に伴う儀式「大嘗祭（だいじょうさい）」の舞台となる「大嘗宮」の建設工事を前に、皇居・東御苑で２６日、「地鎮祭」が行われた。

天皇陛下の即位に伴う「大嘗祭」は今年１１月１４日から１５日にかけて行われるが、皇居・東御苑では、２６日午前、「大嘗祭」の舞台となる「大嘗宮」の建設予定地で「地鎮祭」が行われた。

大嘗祭は即位した天皇が行う一世一度の重要な皇室行事で、大小３０あまりの建物からなる「大嘗宮」を建設して行われる。

週明けの着工を前に、祭祀（さいし）を担う掌典職が建設予定地の隅を塩や酒で清め、絹の布などを納めた。

建設は、清水建設が、当初の予定価格のおよそ６割にあたる９億５７００万円で受注した。工法を工夫し、人件費などを圧縮させたということで、今年１０月末に完成する予定。