都が児童虐待「LINE」相談窓口を開設
全国の児童相談所が昨年度に対応した児童虐待の件数が、過去最多のおよそ16万件となった。こうした中、児童虐待を減らそうと、東京都は1日から、通信アプリの「LINE」を使った相談窓口を開設した。
東京都の相談窓口は、都内に住む子どもや保護者が対象で、児童虐待や子育ての悩みを「LINE」を使って相談する。
去年、目黒区で5歳の女の子が虐待の末、死亡した事件を受け、都が秋に試験的に実施したところ、従来の電話相談よりおよそ1.5倍の相談があったため、1日から、本格的に開設することになった。
都では、子どもも利用している「LINE」を使うことで、気軽に悩みを相談してもらい、児童虐待の防止につなげたいとしている。