昨年度の児童虐待 過去最多の約16万件
全国の児童相談所が昨年度に対応した児童虐待の件数が、過去最多のおよそ16万件となった。
厚労省によると昨年度、全国の児童相談所が対応した虐待の件数は、前年度よりおよそ2万6000件増加し、15万9850件となり過去最多となった。全体のおよそ6割が子どもの前で家庭内暴力が起きるなどの心理的虐待だった。
一方、虐待通告から48時間以内に安全確認するというルールの実施状況の結果が公表され、通告全体の7.8%にあたる1万1984人についてルールが守られていなかった。このうち、415人については緊急性が高いケースだったという。