小田急電鉄“白いロマンスカー”がラストラン 多くの人が別れ惜しむ
“白いロマンスカー”として人気を博した小田急電鉄の特急列車が10日にラストランを迎え、多くの人が別れを惜しみました。
小田急ロマンスカー「VSE」は2005年に箱根観光専用の特急としてデビューし、シルキーホワイトのカラーや高いドーム型の天井が人気を集めてきました。
しかし、特殊な車両の構造から主要な機器の更新が難しく、去年3月に定期運行を終え、その後はイベントのツアー列車などで使用され、この日の完全引退となりました。
終着の成城学園前駅では多くのファンからコールがあがり、18年の活躍をねぎらいました。
ファン「白いロマンスカーは展望席も付いていて、快適で、個室も付いていい列車でしたけど、なくなっちゃってさみしい」
ファン「みんなのために走っててくれて、今までありがとうって気持ちで見送りました」
「VSE、ありがとう!」
引退後は歴代の車両が展示される「ロマンスカーミュージアム」での展示が検討されています。