岸田首相、拉致問題解決へ「あらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動」
北朝鮮による拉致問題の解決を訴える集会が都内で開かれ、出席した岸田首相は「あらゆるチャンスを逃すことなく全力で行動する」と決意を述べました。
集会では、拉致被害者の家族や拉致された疑いを否定できないいわゆる「特定失踪者」の家族らが参加し、政府に対し、拉致問題の解決に向けての具体的な対応を求めました。
横田めぐみさんの母・横田早紀江さん(86)「何で動いていかないんだろうと。日本の国がしっかりしないといけません。小さなことはどうでもいいんです」
横田めぐみさんの母・早紀江さんはこう話し、家族の高齢化が進む中、すべての被害者の一刻も早い帰国のため、日朝首脳会談を早期に実現するよう訴えました。
岸田首相は、「いまだに多くの被害者が北朝鮮に取り残されていることは本当に申し訳ない」と陳謝し、「条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合う決意がある」と、問題解決に向け取り組む姿勢を示しました。