岸田首相 まもなくクアッド首脳会合
岸田首相はまもなくアメリカ、インド、オーストラリアとの4か国の枠組み(=クアッド)の首脳会合にのぞみます。
官邸には会合に出席する各国の首脳らが到着しています。4か国首脳による対面での会談は去年9月以来、2回目です。
開催に当たってオーストラリアは、総選挙が行われたばかりで参加が危ぶまれていましたが、首相に就任したばかりのアルバニージー氏も参加することとなりました。
外務省幹部は中国を念頭に「4か国が力による一方的な現状変更を受け入れないという姿勢を示せるかが焦点だ」と話しています。中国に対抗するため「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携の強化を目指す方針です。
また、ウクライナ情勢をめぐり、ロシアと伝統的に友好関係にあるインドが、他の3か国とどこまで共同歩調をとることができるのかが焦点となります。
ある日米関係筋は、「インドと対ロシアでの温度差は、すぐに埋められるものではない」と割り切っていて、「対中国でいかに連携できるかだ」と今回の狙いを語っています。