台風6号は、9日午後10時には長崎・五島市付近にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。暴風域に入っている長崎市から現在の様子を森尻記者が伝えます。

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午後11時現在、ものすごく強い風が吹いていて、激しく木々が揺れています。同時に横殴りの激しい雨が地面を打ち付けている状況です。

私がいるのは、長崎駅からほど近い、市内の中心地です。安全を確保し、屋根のある場所から中継しています。午後6時ごろから、長崎市に入って取材をしているんですが、時間がたつにつれて、雨風共にどんどんと強くなってきています。

あちらに路面電車の駅があるんですが、9日は終日運休となっていまして、10日も始発から運転を見合わせるということで、住民の方々の移動手段が制限されている状況です。

また、市内の大半のお店が、店を閉めていました。そのなかでも営業していた宅配ピザ店に話をうかがったんですが、「台風で外出を控えている人が多いためか、9日は注文が多く入っている」ということでした。ただ、「午後8時半以降、風が強まったため、危険だから配達を中止した」と話していました。

この後も、しばらく暴風域に入り続けるので住民の方は不安な夜を過ごしています。