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台風6号、ゆっくり北上…九州で線状降水帯発生の可能性も 台風7号は週明け関東や東海に接近の見込み

2023年8月9日 13:48
台風6号、ゆっくり北上…九州で線状降水帯発生の可能性も 台風7号は週明け関東や東海に接近の見込み

台風6号は、鹿児島の西の海上をゆっくり北上中です。

鹿児島県の一部が暴風域に入っていて、種子島、屋久島地方には線状降水帯発生情報が発表されました。暴風や大雨に、厳重な警戒が必要です。

今後の台風6号の進路です。

台風6号は、鹿児島の西の海上にあって、鹿児島の一部が風速25メートル以上の暴風域に入っています。

台風は暴風域を伴ったまま、自転車並みのゆっくりとした速さで北上し、今夜遅くには、長崎の五島列島付近を通過。10日の朝には、朝鮮半島に進むでしょう。

台風本体を取り巻く発達した雨雲は、10日にかけて、九州にかかる見込みで、線状降水帯が発生し、大雨の危険度が急激に高まる可能性があります。

また、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込む、九州から東海の太平洋側で非常に激しい雨が降り続くでしょう。

10日昼までに予想される雨量は、九州と四国で300ミリ、東海と近畿で200ミリ。11日にかけて、さらに雨量が増えそうです。

九州南部を中心に、すでに、8月ひと月分の雨量を大きく上回る大雨となっている所もあり、土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。

一方、8日発生した台風7号は、日本のはるか南海上にあって、発達しながら北西に進む予想です。

金曜日ごろ、強い勢力で、小笠原諸島付近を通過したあと、週明け月曜日には強い勢力のまま、関東や東海にかなり接近する見込みです。

お盆休みの交通機関に大きな影響が出るおそれもあり、今後の台風の進路に注意が必要です。