泥酔した男性が線路内に横たわり… “とっさの行動”で救った中学生に感謝状
泥酔して線路内に倒れていた男性を救助したとして、警視庁から中学生らに感謝状が贈られました。
福生警察署 菊地敏晃署長
「君が(男性に)声をかけてくれなかったら、(電車に)ひかれて死んだかもしれない。感謝しています」
東京・福生市の中学1年生、志戸岡来緒さん(13)は先月2日、サッカーの練習に向かう途中、踏切で電車の通過を待っていたところ、電車が通るレールの間に男性が横たわって、目を閉じているのを発見しました。
中学1年生 志戸岡来緒さん(13)
「人が倒れているのを(見た)。ギザギザになっているコンクリートを枕にして寝てました」
「電車がもう来ていたので、緊張してどうしよう、どうしようとなって」
志戸岡さんがとっさに取った行動は――
中学1年生 志戸岡来緒さん(13)
「『電車来てますよ』『危ないですよ』と大きな声で言いました」
呼びかけに気づいた男性は電車が通過する前に起き上がり、線路沿いの塀を乗り越えて歩いていったといいます。その直後には――
中学1年生 志戸岡来緒さん(13)
「(電車は)ちょっと通り過ぎて、止まりました」
――どのくらいで電車が来た?
中学1年生 志戸岡来緒さん(13)
「(男性が起き上がってから)10秒くらいで来て」
倒れていたのは30代の男性で、泥酔状態だったといいます。志戸岡さんは近所の人などと連携して、30代の男性を警察官に引き継いだということです。
志戸岡さんは、「これ(感謝状)を見て、自分はいいことをしたんだなと。この先、もっといろいろ、できたらいいのかなと思いました」と話しました。