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苦しい闘病体験を笑いに変える女性漫画家

2019年8月26日 15:44
苦しい闘病体験を笑いに変える女性漫画家

ある女性マンガ家のギャグマンガ作品が話題を集めている。「次にくるマンガ大賞」のWEBマンガ部門で3位に選ばれた作品のテーマは自身の闘病体験、苦しい闘病体験を笑いに変えるそのワケとは。

自身の闘病体験を笑いに変える、悪魔に憧れるギャグマンガ家・島袋全優さん。

そのマンガでは…

「現在だったら、1万人に1人の病。

『潰瘍性大腸炎って治るんです?』

『治るんじゃないかなぁ。1年…いや…』

デビューへの道が確実に遠のいてしまう。

悠長に1年も休んでるヒマなんて無い!

しかし、ギャグ四コマなら描けんじゃね」

こうしてギャグマンガ家としてデビューした島袋さん。現在も闘病しながらマンガを描いている。

島袋さん「笑えるやつにしようって、それだけは決まっていました」

島袋さんは潰瘍性大腸炎。大腸に炎症を繰り返し、出血、下痢、体重減少、発熱などの症状がでる。現在は大腸を全摘し、人工肛門で暮らしている。

発病したのは19歳。その時から、マンガにしようと心に決めた。作中には自身の闘病体験もでてくる。

「コレを…自分で…!?尻に…!?

注腸の量は100ミリリットル…栄養ドリンクと同じ量…

あ、コレはあかん…あかんコレェ…あかーん」

島袋さん「かわいそうになるやつは見てもらえないかと思って。病気のことを笑い話にしがちだったので、そのほうが、性に合ってると思ってやってますね」

2017年からWEBマンガで連載がスタートした。しかし、3話でいきなり入院、手術のため休載。あとがきでは…

“早速3話を休載してしまい大変すみませんでした。ていうか本当ガチなんですよこのマンガ”

その後も度々休載するが、そのたびにファンの応援が増えていく。島袋さんが連載する“GANMA!”では、マンガを応援する印をハートマークで作品につける仕組みだ。休載するほどハートが多くなる島袋さん。ファンの応援もあり、今年行われた“次にくるマンガ大賞”ではWEBマンガ部門で3位に入賞した。

島袋さん「できるだけ忙しくはなりたくないかな。入院しちゃうから」

【the SOCIAL lifeより】