気象庁は6月の天候まとめを発表し、全国にある914の観測点のうち338地点で6月の過去最高気温を記録したことがわかりました。

気象庁によりますと、6月の前半は冷たい空気が流れ込みやすく全国的に気温は低くなりましたが、後半は一転、太平洋高気圧が強まった影響で暖かい空気が流れ込みやすくなり、東日本と西日本で気温はかなり高くなりました。

特に各地で記録的に早い梅雨明けの発表があった6月下旬は連日、各地で厳しい暑さとなり記録的な高温となりました。月の平均気温は東日本、西日本ともに平年を1.0℃上回り、かなり高くなりました。

地点別では金沢や富山、島根県松江、鳥取県の境など9つの地点で月の平均気温が過去最高を記録し、全国914観測点のうち338地点で6月の過去最高気温を記録しました。

降水量は、気圧の谷や湿った空気の影響で、北日本の太平洋側と日本海側でかなり多くなったほか、梅雨前線が停滞することが多かった沖縄・奄美地方で多くなりました。一方で、梅雨の期間が記録的に短かった西日本の太平洋側でかなり少なかったということです。