【1か月予報】早い梅雨明けで厳しい暑さ 高温傾向は続きそう
九州から東北南部にかけては、記録的に早い梅雨明けとなりました。この先1か月の気温は、広い範囲で、平年より高くなるとみられます。例年よりも夏の高気圧が強く、中国・四国から関東にかけての広い範囲で、降水量は平年より少なめとなり、日照時間は多くなる見込みです。
■北日本(北海道・東北)
東北南部では6月29日に梅雨明けとなりました。6月に梅雨が明けるのは、1951年の統計開始以来、初めてのことです。
この先1か月の降水量は、北海道、東北ともに、ほぼ平年並みとなるでしょう。
この先1か月の日照時間は、北海道ではほぼ平年並み、東北では、平年並みか多くなりそうです。
この先1か月の気温は、北海道、東北ともに、平年より高くなるでしょう。特に、7月12日頃にかけては、平年よりかなり高くなる日が多いでしょう。猛暑日となる地域もありそうです。
【平年の梅雨明け】
東北北部:7月28日頃
【2022年の梅雨明け】
東北南部:6月29日
■東日本(北陸・関東甲信・東海)
関東甲信・東海では6月27日に梅雨明けとなりました。北陸も6月28日に梅雨明けとなりました。関東甲信・東海の梅雨期間は、1951年の統計開始以降では最も短い期間となりました。梅雨が早く明けてしまったことで、7月中頃にかけては、例年よりくもりや雨の日が少なく、強い日差しが照りつける日が多いでしょう。
この先1か月の降水量は、北陸、関東甲信、東海ともに、平年並みか少ないでしょう。
この先1か月の日照時間は、北陸、関東甲信、東海ともに、平年並みか多い見込みです。
この先1か月の気温は、平年より高くなるでしょう。特に、7月4日頃にかけては、平年よりかなり高くなる地域が多く、猛暑日になるところもあるでしょう。その後、7月中頃にかけても平年より高めで、蒸し暑い日が多い見込みです。
【2022年の梅雨明け】
北陸:6月28日 関東甲信:6月27日 東海:6月27日
■西日本(近畿・中国・四国・九州)
九州南部では6月27日に梅雨明けとなりました。近畿、中国、四国、九州北部も6月28日に梅雨明けとなりました。西日本の梅雨期間は15日前後で、1951年の統計開始以降では、最も短い梅雨となりました。
この先1か月の降水量は、近畿、中国、四国では、平年並みか少ないでしょう。九州ではほぼ平年並みの見込みです。
この先1か月の日照時間は、西日本各地で、平年並みか多い見込みです。
この先1か月の気温は、平年より高くなるでしょう。特に、7月中頃にかけては、近畿北部、中国、四国、九州北部を中心に、高温傾向が続くとみられます。
【2022年の梅雨明け】
近畿:6月28日 中国:6月28日 四国:6月28日
九州北部:6月28日 九州南部:6月27日
■奄美・沖縄
奄美・沖縄では、湿った空気の影響を受ける時期があるでしょう。
この先1か月の降水量は、奄美、沖縄ともに平年並みか多くなるでしょう。
この先1か月の日照時間は、平年並みか少なくなる見込みです。7月上旬の気温は、ほぼ平年並みとみられますが、7月中旬以降は、平年並みか平年より高くなる見込みです。
【2022年の梅雨明け】
奄美:6月22日 沖縄:6月20日
■1か月予報(7月2日から8月1日までのまとめ)
<気温の確率予想・低い・平年並み・高い>
北日本 :10%・30%・60%
東日本 :10%・40%・50%
西日本 :10%・40%・50%
奄美・沖縄 :20%・40%・40%
<降水量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):40%・30%・30%
北日本(太平洋側):40%・30%・30%
東日本(日本海側):40%・40%・20%
東日本(太平洋側):40%・40%・20%
西日本(日本海側):40%・40%・20%
西日本(太平洋側):40%・40%・20%
奄美・沖縄 :20%・40%・40%
<日照時間の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):20%・40%・40%
北日本(太平洋側):20%・40%・40%
東日本(日本海側):20%・40%・40%
東日本(太平洋側):20%・40%・40%
西日本(日本海側):20%・40%・40%
西日本(太平洋側):20%・40%・40%
奄美・沖縄 :40%・40%・20%
(参考:気象庁・2週間気温予想・季節予報)