植物公園で野生のタヌキかみつく 2人ケガ
広島市の植物公園で、野生のタヌキが来園者にかみつき、2人がケガをした。タヌキは27日朝、捕獲された。
捕獲されたタヌキは体長およそ40センチで、オスとみられる。広島市植物公園にタヌキが現れたのは、25日の昼ごろ。広場の休憩所で多くの人が昼食をとっていたところ、タヌキがいきなりかみついてきたという。30代の女性と2歳の男の子が足にかみつかれ、軽傷を負った。タヌキは階段の方に逃げて行ったという。
植物公園は園内にワナを仕掛け、27日朝、タヌキを捕獲。専門家によると、「タヌキが人に危害を加えるのは珍しい」という。
植物公園では、しばらくの間、ワナを仕掛けるほか、看板も設置し注意を呼び掛けることにしている。