“拉致の可能性”行方不明者2人を排除
「北朝鮮による拉致の可能性が排除できない行方不明者」とされていた60代の女性が国内で発見されていたことがわかった。また、同様に行方不明者とされていた男性1人についても、国内で死亡しているのが見つかった。
警察庁によると、1990年に行方不明になり、現在60代の女性は、これまで「北朝鮮による拉致の可能性が排除できない行方不明者」とされていた。しかし、その後の捜査で、この女性が今年6月、国内で発見され、身元の確認などを進めた結果、拉致の可能性が排除されたという。
また、1983年に当時38歳で行方不明になっていた元会社員の斎藤武さんについても、去年4月、国内で死亡しているのが見つかり、捜査の結果、事件性はなく、拉致の可能性が排除された。
これで、「北朝鮮による拉致の可能性が排除できない行方不明者」は、全国で879人となった。