JOC 初の「完全非公開」理事会
JOC(=日本オリンピック委員会)は、10日に初めて完全非公開で理事会を開いた。
JOCをめぐっては今年6月、竹田恒和氏が会長を退任し、柔道の五輪金メダリストの山下泰裕氏が新会長に就任した。
JOCはこれまで理事会について、原則として報道陣に公開していたが、山下新会長のもと、先月開いた理事会で、「今後、理事会は全面的に非公開とする」という方針を決め、10日の理事会は、初めて完全非公開で行われた。
JOCは、理事会を非公開で行う理由について、「公開だと本音の議論ができない。非公開の方が議論が活性化する」とした上で、「理事会の後に概要を説明する場を設けたり、資料を配布したりする」などと説明していた。
10日の理事会の後、福井烈専務理事や籾井圭子常務理事らが概要を説明したが、具体的にどの理事がどういう発言をしたかなどについては明らかにしなかった。