高層ビルなど大きく揺れる「長周期地震動」の予測情報を緊急地震速報に追加へ 気象庁
気象庁は強い揺れが来る前にテレビなどで警戒を呼びかける緊急地震速報に、来年2月から新たに高層ビルなどが大きく揺れる「長周期地震動」の予測情報を追加して発表します。
「長周期地震動」は大きな地震が発生した際に、高層ビルの上層階でゆっくりとした長く大きな揺れをもたらすもので震源から遠く離れた場所でもおきるのが特徴です。
この「長周期地震動」は東日本大震災の時にも東京や大阪のビルで被害がでましたが近年、高層マンションやビルが増加していることから気象庁は「長周期地震動」が発生した際の予測情報を来年2月から緊急地震速報に追加して発表します。
長周期地震動の揺れは4段階の階級に分けられていて、緊急地震速報に追加して発表されるのは階級3と4が予想される地域です。
「階級3」では「立っていることが困難」、一番上の「階級4」は「床をはわないと動くことができない」揺れになるとされています。
気象庁は、「長周期地震動」の予測情報が発表された場合も緊急地震速報と同様に強い揺れに備えて身を守る行動をとってほしいと呼びかけています。