×

【解説】台湾の地震で津波注意報もー地震の多い台湾、日本との共通点とは?

2022年9月26日 22:05
【解説】台湾の地震で津波注意報もー地震の多い台湾、日本との共通点とは?

9月18日に発生した台湾を震源とする地震では沖縄県の宮古島・八重山地方に津波注意報が発表されました。地震多発地帯に位置する台湾では、日本と共通する点がありました。社会部災害担当・内藤ミカ記者が解説します。

■青森・階上町で震度4

19日から25日までの期間、国内では震度1以上の地震が38回発生しました。うち震度3以上の地震は6回でした。

▼20日午前5時55分頃、茨城県日立市などで震度3の揺れとなる地震がありました。震源は栃木県南部、マグニチュードは4.4、震源の深さ70キロでした。

▼20日午前9時6分頃、青森県階上町で震度4となる地震がありました。震源は岩手県沖、マグニチュードは4.4、震源の深さ48キロでした。

▼23日午前9時53分頃、関東地方で地震がありました。栃木県鹿沼市や群馬県館林市などで震度3となっています。震源は茨城県南部でマグニチュードは4.7、震源の深さ83キロでした。この震源の場所は関東でおきる地震の多い場所の1つでした。

▼24日午前3時33分頃、兵庫県南東部を震源とするマグニチュード4.0の地震があり、西宮市や川西市などで震度3となりました。震源の深さは9キロでした。

▼24日午後3時16分頃、北海道浦幌町で震度3となる地震がありました。震源は十勝地方南部でマグニチュードは4.2、震源の深さ106キロと深い地震でした。

▼25日午前6時23分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード4.0の地震がありました。珠洲市で震度3となり、能登半島で続く群発地震の1つとみられます。

■台湾で最大震度6強の地震

▼9月18日に発生した台湾の地震では、宮古島・八重山地方に一時、津波注意報が発表されました。ただ実際には津波は観測されませんでした。

▼今回の台湾の地震では震源に近い東部沿岸部で最大震度6強を観測。そのほか台湾の広い範囲で震度3以上の揺れを観測しました、建物は崩れ、橋が崩落するなど大きな被害がでました。

今回は、震源が台湾の内陸部だったため津波は発生しませんでしたが、仮に震源が海底だった場合、津波が発生して日本にも影響を及ぼす可能性があります。

台湾では地震が相次いでいるため、注意が必要です。

次ページ
■地震が多い台湾