障害ある子どもに災害時の避難場所確保を…要望書提出 日本小児神経学会
障害のある子どもが災害時に優先的に避難できる場所の確保にむけて、要望書が出されました。
日本小児神経学会・加藤光広理事長「障害のある子どもは、実際に災害があったときに避難する場所がない」
関東大震災から100年となった「防災の日」の1日、日本小児神経学会は、災害時に障害のある子どもの避難先として、特別支援学校を「福祉避難所」に指定することを求めた要望書を文部科学省などに提出しました。
一般の避難所での生活が困難な人のための「福祉避難所」は、受け入れ対象者が各施設で設定されていますが、障害のある子どもが優先して入れる避難所の指定は、全国的に進んでいない状況だといいます。
要望書では、特別支援学校を在学生やその家族などを優先対象とした避難所に指定し、人材確保や施設整備を進めることを求めています。