福原愛さん「和解しました」 元夫と息子の親権をめぐり“トラブル”
15日、都内で福原愛さんが会見を行い、「長男の親権について和解した」と明かしました。福原さんの長男は、元夫の江宏傑さんにすでに引き渡されたということです。
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引退会見から6年。現在35歳の福原愛さん。紺色のジャケット姿で登壇しました。
福原愛さん(35)
「みなさまこんにちは、福原愛です。本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。この度は私のことでみなさまにご心配やご迷惑をおかけしてしまい、誠に大変申し訳なく思っております。江さん(元夫)と和解いたしましたので、この場をお借りして皆さまにご報告をさせていただきます」
元夫と和解したと報告しました。
日本中が祝福に包まれた2016年。
福原愛さん(当時27)
「私のどこが好きか記者さんに答えて」
江宏傑さん(当時27)
「彼女と一緒に過ごす時はとても温かくてぬくもりを感じます」
元台湾代表の卓球選手、江宏傑さんと結婚し、2人の子どもに恵まれましたが、3年前に離婚。子どもをめぐっては台湾の法律に基づき、父と母の双方が親権を持つ「共同親権」となっていました。
子どもたちは江さんと台湾で暮らしていましたが、2022年に福原さんは息子だけを連れて日本へ帰国。そのまま帰さなかったといいます。
そして去年、江さんは緊急来日。
福原さんの元夫 江宏傑さん(2023年)
「はやく息子に会いたいです、弟をお姉ちゃんに会わせたいです」
福原さんが長男を“連れ去った”と主張しましたが、福原さんは、こう反論。
福原さんのウェイボーより
「子どもを守るのは母親の責任です。子どもを利用し公の場で話すことを私は決して許しません」
その後、江さん側は引き渡しの強制執行を申し立てようとしますが、福原さんはその時、強制執行を行使できない中国に息子と渡っていることが判明。
子どもをめぐって、まさに“泥沼の争い”が続いていましたが、2人はついに和解したといいます。
福原愛さん(35)
「これからは、江さんと協力して子どもを育てていきたいと思っております。皆さまにはどうか温かく見守っていただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします」
和解の詳細は明かさなかった福原さん。
司会
「こちらをもちまして、福原さんには退室いただきます」
5分ほどで席を立ち、最後まで何度も頭を下げ、会場をあとにしました。
双方の代理人弁護士は和解の詳細について…
江さんの代理人弁護士
「息子さんを福原さんが江さんに引き渡す内容を中心とする和解が成立」
福原さんの代理人弁護士
「息子さんのためにも、紛争がいつまでも続くのは決して良かったとは言えない。和解という形で解決できたことは大変望ましいこと」
息子は、すでに江さんに引き渡されているといいます。
これまで、福原さんが息子を引き渡さなかったことについては…
福原さんの代理人弁護士
「私の印象だが、お子さんに対する思いが非常に強くて渡せなかったんだろうなと」
――本人はダメだとわかっていた?
福原さんの代理人弁護士
「そうなのかなと思います」
今後も共同親権は維持したまま、子どもを育てていくといいます。
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日本でも今後、導入が検討されている共同親権。現行の単独親権では、親権を持たない父親による養育費の不払いなど、子どもにとっての不利益な課題が浮き彫りとなっていて、政府は今国会での法案の成立を目指しています。
優先されるべきは、子どもの幸せ。2人については今後、それぞれの代理人が見守っていくということです。