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2020年患者調査 入院患者の推計数は前回より減少 コロナによる受診控えなど影響か

2022年6月30日 21:30

厚生労働省は、2020年の1日あたりの入院患者数などの推計をまとめた患者調査の結果を公表しました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による受診控えなどがみられ、入院患者の推計数は前回調査よりも減少しています。調査は3年ごとに行われ、今回は、全国の約1万3000の医療施設が対象となっています。

2020年10月の特定の1日の状況を調査し、全国の患者数を推計した結果、入院患者は121万1300人となり前回調査の2017年より減少し、現在の統計方法をとるようになって以降、最も少なくなったということです。

この結果について厚労省は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、受診控えや緊急でない手術の延期があったことなどが要因だと分析しています。

一方、外来患者数は713万7500人でほぼ横ばいとなっています。

また、在宅医療の患者数は、医療従事者の感染などにより診療ができないケースがあったことから、過去最高だった前回調査よりやや減少し17万3600人となっています。

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