コロナ専門家会議 感染者減少も…減少幅は“鈍化”
新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議は、全国の感染者は減少傾向が続いているものの、減少幅は鈍化しつつあるとして、引き続き注視する必要があると指摘しました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「(感染者の)今週先週比でいいますと、0.98ですから減少が続いているけれども、減少幅は鈍化してきております」
専門家会議は、全国の一部の地域で、横ばいや増加の兆しがみられ感染状況に差が生じているとし、減少幅も鈍化していると報告しました。
また、大都市で、感染者が増加していることについて、「行動が活発化して、接触が増えてきていると考えられる」と指摘しました。
その上で、今後、短期的に急激な感染者の増加は見込まれないものの、ワクチン接種で獲得した免疫が徐々に減っていくことや、梅雨明け以降の3連休や夏休みで接触の機会が増えることなどから、感染者の増加も懸念されるとして、引き続き注視していくとしています。