愛子さま初の記者会見 小室眞子さんへ「末永いお幸せを」 自らの結婚観については?
去年12月に二十歳を迎え、成年となった天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが17日午後2時すぎ、初めての記者会見に臨まれました。愛子さまは、自らの結婚観について、「一緒にいて、お互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないか」と話されました。
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天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは17日午後2時すぎ、初めての会見に臨まれました。
会見の冒頭、16日に福島県と宮城県で震度6強を観測した地震について、お見舞いの気持ちを述べられました。
愛子さま
「昨夜の地震により亡くなられた方がいらっしゃると伺いまして、心が痛んでおります。ご遺族の皆様と被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます」
愛子さまは去年12月に成年を迎え、成年皇族として歩み始められました。
愛子さま
「誕生日当日は、成年を迎えたという実感がまだあまりわいておりませんでしたが、12月5日の成年行事の折に、天皇陛下より勲章を親授していただきまして、初めて身につけた時に勲章の重みをひしひしと感じて、身の引き締まる思いがいたしました」
自らの長所や短所については――
愛子さま
「私の性格は友人や周りの方からは、『穏やかであったり、無邪気』と言われることが比較的多いような気がいたします。長所は、強いて申し上げるなら、『どこでも寝られるところ』でしょうか。以前、栃木県にある那須の御用邸に行き、着いた晩に縁側にあるソファで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えたなんてこともございました」
「短所といたしましては、今のエピソードからおわかりかもしれませんが、自由にのびのびと育ったようで、少しマイペースな部分があるところだと自覚しております」
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2001年12月1日、当時、皇太子ご夫妻の長女として誕生された愛子さま。
両親にどのような言葉を伝えたいかという質問に、愛子さまは――
愛子さま
「母の『生まれてきてくれてありがとう』という言葉にかけて、私も『生んでくれてありがとう』と伝えたいと思います」
「何か問題に直面したときは、その問題に真剣に向き合ってくれまして、私の意見や考え、気持ちを尊重しつつ、的確なアドバイスをくれたように思います。『これからもどうかお体を大切に』『これからも長く一緒に時間を過ごせますように』という言葉も添えたいと思います」
「皇室のあり方」については――
愛子さま
「上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている『皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす』ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると私は認識しております」
国民と苦楽を共にすることの一つとして、愛子さまは「被災地に心を寄せ続けること」を挙げられました。
愛子さまは自らの結婚観や、小室眞子さんの結婚についても述べられました。
愛子さま
「結婚は私にとってはまだ先のことのように感じられ、今まで意識したことはございません。理想のお相手については、特別これといったものはございませんが、一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」
小室眞子さんについては――
愛子さま
「眞子さんは私の10歳年上でございますので、物心ついたときにはすでに頼りになるお姉様のような存在で、いとことして、末永いお幸せをお祈りしております」
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初めて会見に臨まれた愛子さまの様子について、日本テレビ宮内庁担当・笛吹雅子解説委員は、「二十歳の初々しさ・みずみずしさとともに、よく考えて会見の日を迎えられたことがよくわかりました」と話しました。