知床で“ヒグマ渋滞”頻繁に発生…なぜ?
今月15日、北海道の知床で撮影された映像――。
道路の片側を埋めるように止まっている車の列が。車を止めている人たちが見ていたのは「ヒグマ」。止まっていた車の列は、野生のヒグマを見るためにできた“ヒグマ渋滞”だった。
推定で500頭前後のヒグマが生息しているとみられる世界遺産の知床。夏から秋の行楽シーズンには、観光客によって頻繁に“ヒグマ渋滞”が発生するという。
先月は、母グマが子グマを守ろうと車を威嚇。
国立公園では看板を設置し注意をよびかけているが、マナーを守らない人が後を絶たないという。
知床財団保全研究係・能勢峰係長「近づいてしまったりとか、人が大勢とり囲むと興奮してしまうので、どういう動きをとるのかはわからない」
ヒグマが威嚇してくることもあるため、決して車から降りず長時間の停車はやめてほしいという。