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JAFに聞く「車内の温度を素早く下げるには?」 25.5℃→10分で37.8℃…お盆で渋滞増

2023年8月10日 21:18
JAFに聞く「車内の温度を素早く下げるには?」 25.5℃→10分で37.8℃…お盆で渋滞増

10日、東名高速道路の下りを走っていると、早い人は11日からお盆休みとなるのを前に、渋滞が発生していました。

この日も164地点で猛暑日(※午後3時50分現在)となるなど、厳しい暑さとなった日本列島。石川県小松市では、最高気温が40.0℃まで上がりました。

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帰省などで車を利用する人も多いなか、注意が必要なのが「車内の温度」です。炎天下で、エンジンを切った状態だと、車内の温度は急上昇します。

気温35度の日に行われたJAFの実験では、エンジンを切り、窓を閉めた車内の温度は、実験開始時には25.5℃でしたが、計測を始めてわずか10分後に車内は、体温を超える37.8度に達しました。

高温になった車内の温度を、素早く下げるにはどうすればよいのでしょうか。

JAF広島支部 渡邊 伸一さん
「エアコンをつけて窓を全開にして、1~2分くらい走っていただいた後に、また窓を閉めて“内気循環”にしていただければ冷えると思います」

車内温度を下げるには、JAFは次のようにすることを勧めています。

①窓を全開にし、エアコンを外の空気を取り入れる「外気導入」の状態にして走行
②約2分後に窓を閉め、エアコンを「内気循環」にして走行

短時間で温度を下げることで、「燃費の向上」や「排出ガスの抑制」にもつながるということです。