15号被害の千葉など 急ピッチで台風対策
先月の台風15号で大きな被害が出た千葉県では、被災した住民たちが対策を進めている。
千葉県内では約3万6000軒の住宅が損壊し、いまも多くの家がブルーシートで覆われている。館山市内では住民がブルーシートに土のうを載せたり、戸に板を打ち付けたりするなどして備えていた。
住民「すごい気分沈んじゃいますね。ブルーシートかかってるけど、飛ばされちゃうんじゃないですかね」
漁師「不安だね。船だけ倒れないでくれればいい」
一方、台風15号で護岸が壊れ浸水した神奈川県横浜市の沿岸部では、土のうを積み上げる作業が行われている。壊れた護岸を土のうでふさいだ上、その後ろに1トンある大型の土のうを約1.6キロにわたって設置し、二重の防護壁をつくっている。
工場の作業員「(前回の台風15号で)浸水によって(機械など)全壊みたいな感じですね。今1か月かけてやっときれいにしたので、また一からね」
周辺の工場でも土のうを積み上げるなどして備えを進めているが、過去最強クラスの台風の接近に不安を隠せない様子だった。