堤防決壊 線路が橋ごと流される 茨城
台風19号の影響で、茨城県では久慈川と那珂川で堤防が決壊し、広範囲にわたって道路が冠水したほか、JR水郡線では線路が橋ごと川に流された。
12日夜から13日にかけて、茨城県常陸大宮市を流れる那珂川と久慈川の6か所の堤防が決壊し、広範囲にわたって冠水した。
この影響で、常陸大宮市では、およそ500棟の家屋が浸水したほか、下流にある水戸市でも多くの家屋で床上浸水が発生し、取り残された住民がボートやヘリコプターで救助された。
救助された住民「こんなになると思ってなかったので、消防の人に迎えに来てもらって安心した。電気もつかないし、トイレも使えないので」
救助された住民「うちのまわり、水以外何もありませんね。すごい速かったです水が、庭は2メートル近い水だった」
このほかJR東日本によると、水郡線では、久慈川などにかかる3つの橋で、線路が橋ごと川に流されるなどの被害が発生した。
水郡線は現在、全線で運転を見合わせているが、今のところ復旧の見通しは立っていないという。