長野・千曲川堤防決壊 一時100人超孤立
長野県長野市では、千曲川の堤防が決壊し、大規模な冠水が起きた。市内では一時、高齢者福祉施設などにあわせて100人以上が取り残された。
長野市穂保では、13日午前6時に千曲川の堤防が決壊したことが確認され、川の西側2キロの範囲で最大2メートル浸水した。
長野市によると、市内では高齢者福祉施設などにあわせて100人以上が取り残され、自衛隊や消防がヘリコプターやボートを使って救助に当たった。
国は13日、ポンプ車を最大9台使って排水を行い、15日までには作業を終えたいとしている。
また、上田市の上田電鉄別所線は、千曲川にかかる鉄橋の一部が崩落した。復旧のめどはたっていない。
長野県内では13日午後3時現在、5万2030戸で停電が続いている。長野県によると、これまでに3人が行方不明に、4人が大けがをし、4人が軽いけがをした。