水引かず、いまだ家も冠水…大崎市から中継
各地に甚大な被害を出した台風19号。吉田川の堤防が決壊し、いまだ広い範囲で水が引いていない宮城県大崎市から中継。
吉田川は、ここから5キロほど上流で堤防が決壊した。住宅街に流れ込んだ水はいまだに引かず、家が冠水したままとなっている。17日は、住民がボートで水の上を渡り、家の中の様子を見にいっていた。話を聞くと、17日に見た時点でも家の1階部分が完全に水で見えない状態だったという。
そして、被害は住宅だけではない。吉田川の浸水被害があった大郷町などでは、収穫した新米の倉庫も浸水してしまった。その廃棄量は530トンにものぼるという。
JA新みやぎあさひな・営農部長 中川進さん「今までがんばってやってきて、(新米が)一瞬でこのようになってしまって、非常に残念」
現在、約20のポンプ車を稼働させて排水作業が続いているが、いつ水が引くのか、そのめどは見えていないという。