16日夜、震度6強の揺れに見舞われた福島県相馬市から中継です。

福島県沿岸部の相馬市に来ています。こちらでは震度6強の揺れに見舞われ、福島県内でも被害の大きかった場所です。

道路を見るとマンホールが下から浮き上がり、水も漏れています。住民の方に聞くと、昨夜は身体が浮くような衝撃で、東日本大震災を超える揺れだったと話す方もいました。

また、こちらの地区は建物の損壊が至る所で目に入ってきます。かつて蔵だった建物はブロック塀が崩れて、軽自動車の上に乗っています。瓦屋根も原型をとどめないほどゆがんでいます。

「朝から片付け作業に追われている分、夜になると冷静に現実を受け止めなければいけない、夜になるのが怖い」と話す方もいました。

そして相馬市の全体では、至る所で断水も発生しています。近くの給水所では多くの人が列を作っていました。

住民「水は出ていない、電気はやっと通った。お風呂もトイレもダメ。どこでトイレをして良いかわからない状態」

福島県内では相馬市で避難中だった男性の死亡が確認され、計69人がけがをしているという事です。