フードロス解消するクッキングバトル
食料廃棄を楽しく解消するために、バトル形式のあるイベントが開催された。どんなイベントなのだろうか?
ゴミの少なさが勝負のポイント“クリエイティブ・クッキング・バトル”、フードロス解消を目的にした料理対決だ。
普段は捨ててしまいがちな部位も料理に使う。ミニトマトのヘタやエノキタケの根元も食べられるように調理する。たまねぎ、ひき肉、ししゃもなど用意された食材のほかに各家庭であまった食材を工夫して使わなければならない。
キウイ、そうめん、切り干し大根など食材選びは早い者勝ちだ。この中で誰も手をつけなかった食材は再度集められ強制配布される。調理時間は45分で、与えられた食材を使い切る。みじん切りをフライパンに入れる際にはひとかけらも残すことはしない。
あまった切り干し大根をパスタに見立てた料理やそうめんを衣にしたサケフライ、強制配布された納豆は、もずくとあわせチキンソテーのソースになった。同じく強制配布のししゃもは、大胆に卵でとじライスペーパーで包んだ。
こうして様々なフードロス解消メニューが誕生した。おいしさ、見た目、アイデアのほか、ゴミが少ないと高得点に結びつく。審査員が調理後のキッチンスペースやシンクの中からゴミを集め厳正に重量をはかる。一番少なかったチームは7グラム、約4人分の料理でこれだけの量だった。
イベントの代表を務める横尾祐介さんは、フードロスと地球環境問題は密接に結びついているという。
横尾さん「食料は作るうえで非常に多くの燃料であったり、田畑を耕して森林がなくなったり、地球環境へ負荷をかけてできたもの。家庭のごみをなくすことは、気候変動を引きおこす原因を少しでも削減することにつながるということを理解していただければと思います」
【the SOCIAL viewより】