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【解説】低気圧が北上 東北は氾濫に警戒を

2019年10月26日 0:22

千葉などに大雨をもたらした低気圧は北上し、東北に激しい雨をもたらしている。東北地方にはレベル4にあたる避難指示が出ている地域がある。これは災害が発生する恐れが極めて高い状態。

午後11時半すぎ、雨は東北で降っているが、雨がすでにやんだ地域もこの後の土砂災害に厳重な注意が必要。河川の状況や土砂災害の危険について、伊藤宏幸・気象予報士が解説。

◆いま、河川の状況は

【洪水の危険度】

洪水の危険度を示した図では、赤や紫など色が濃くなるに従って危険が増すことを示している。

25日夜になって、福島県から宮城県で激しい雨が降っていて、洪水の危険が高まっている。福島県南部の夏井川は黒で示されていて、すでに氾濫が発生している状況。
福島県沿岸の北部から宮城県にかけて、紫の川が多くなっている。こちらも、いつ氾濫が起きてもおかしくない状況。

南相馬市の高の倉ダムが午後10時に緊急放流を実施した。その下流にあたる新田川の周辺は水位が高くなるので、近づかないように注意。

【土砂災害危険度マップ】

関東では、千葉県や茨城県を中心に黄色やオレンジの表示となってきているが、まだ危険が続いている。

そして、今雨が降っている東北では、福島県や宮城県の一部で紫が表示があり、非常に危険な状況。こういった場所ではいつ災害が発生してもおかしくない状態となっているので、厳重な警戒が必要。

これらの情報は気象庁のホームページで確認できる。天気が回復した後に土砂災害や河川の増水が起きることもあるので、引き続き警戒を。

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