首里城火災「分電盤」開け出火原因特定急ぐ
沖縄の世界文化遺産・首里城で起きた火災で、警察と消防は、全焼した正殿の北東部分を火元とほぼ断定し、この場所で見つかった焼け焦げた「分電盤」を開けて出火原因の特定を急いでいる。
首里城の火災で、警察と消防は焼け方が最も激しかった正殿の北東部分を火元とほぼ断定し、6日も朝から実況見分を行い、重点的に調べている。
また、この場所から、焼け焦げた状態で回収された「分電盤」と呼ばれる配電装置を現場で開け、電気設備の専門家も交えて出火原因につながる痕跡がないか内部を詳しく調べているという。
一方、那覇市議会は6日、臨時議会を開き、首里城の早期再建を求める意見書を全会一致で可決した。意見書では国や沖縄県などに対して2022年までに首里城再建の基本方針や計画を作るよう求めている。