いつもニコニコ…串柿作りが最盛期 和歌山
和歌山県かつらぎ町では串柿作りが最盛期を迎えている。
かつらぎ町の四郷地区は和泉山脈から吹きおろす冷たく乾燥した北風が串柿作りに適していて、農家の軒先では、だいだい色の渋柿がすだれのようにつるされている。
1本の串の両端に2個ずつ、内側に6つの渋柿を連ねて、「いつもニコニコ(2個2個)仲むつ(6個)まじく」の語呂合わせで、家庭円満の願いが込められているという。
この縁起物の串柿は400年以上前から続いていて、晩秋の風物詩として訪れる人たちを楽しませている。