ゴルフ練習場“最後の鉄柱撤去”台風で倒壊
台風15号の影響で千葉県市原市のゴルフ練習場の鉄柱が倒れ住宅に被害が出ていた問題で、13日、最後の1本の鉄柱が撤去された。
市原市のゴルフ練習場ではクレーン車などを使って、住宅の屋根を突き破った鉄柱の最後の1本の撤去作業が行われた。
住民「無償なのにすごく丁寧にやってくださって、すごく早く撤去できて、とてもみなさん喜んでいる状況」
当初、年内いっぱいかかる見通しだった撤去作業は、作業の効率化などもあり約2週間で完了した。今後は、住宅の被害の補償が焦点になるが、ゴルフ練習場のオーナー側は裁判をせずに「災害ADR」制度を利用し、第三者の弁護士の仲介のもとで協議したい考えを示しているという。
一方、茨城県城里町では、台風19号の影響で依然、行方不明となっている71歳の男性の大規模な捜索が行われている。
県などによると、男性は先月12日夜、「川を見に行く」と言って常陸大宮市の自宅を離れ、その後、那珂川に流されたとみられている。13日は警察と消防あわせて74人態勢でヘリコプターなどを使って捜索を行っていて、日没まで続けられるという。