日本救急医学会、熱中症への注意呼びかけ「体が暑さに慣れていない今が危険」
このところ連日、日本各地で猛暑日を記録する中、日本救急医学会が熱中症への注意を呼びかけました。
これは日本救急医学会がリモートでの記者会見で行ったものです。梅雨が明けてからの1~2週間は気温が急激に上がり始めるため、例年、熱中症の患者数が急に増えることから、「体が暑さに慣れていない今が危険」だと強調しました。
その上で、「暑さ指数」や「熱中症アラート」を参考にして不要不急の外出を控え、屋内でもエアコン温度のこまめな調整を呼びかけました。
また、ここ数年の熱中症で救急搬送された患者を年代別に見ると、65歳以上の人が半数近くに上り、亡くなる方も多いことなどから、高齢者を「熱中症弱者」と位置づけ、暑さから高齢者を守ることが必要だと訴えました。