鑑識技術を競う競技会 警察官33人が参加
埼玉県で、犯罪捜査で必要な鑑識技術を競う競技会が行われ、警察官が日頃鍛えた技術を競い合った。
25日、さいたま市の大宮警察署で行われた競技会には、日頃、鑑識捜査に従事する警察官あわせて33人が参加した。
競技会は、実際の事件現場での鑑識作業を想定して行われ、証拠となる指紋や足跡、DNAをいかに現物に近い形で採取し、保存できるかを競い合った。
競技会では、粘着テープに付着した指紋の採取など、特殊な技術も披露された。
実際の事件現場では、鑑識捜査から犯人の検挙に結びつくことも多く、埼玉県警の岩元刑事部長は「公判を見据えた現場資料の採取を心がけていただきたい」とコメントしている。