国民健康保険“高所得者の負担増”案を提示 上限額を年間2万円引き上げの見込み
自営業の人などが加入する国民健康保険で、所得が高い人の負担が増える案が示されました。
28日、厚生労働省の会議で、国民健康保険の保険料について、年収の高い人では引き上げる案が示されました。高齢化がさらに進み、医療費が増えることに対応するためです。
案では、高所得者の保険料の年間の上限額を2万円引き上げるとし、据え置きとなる介護保険料とあわせた新たな上限額は現在の102万円から104万円となる見込みです。
高所得者に負担してもらうことで、所得が低い高齢者の保険料増加を抑えるのが狙いで、12月をめどに正式決定し、来年度から適用されます。
また、75歳以上の後期高齢者の医療保険料の上限引き上げも話し合われ、近く具体的な額が示される見込みです。